豊田市は、都市計画道路豊栄河合線新設事業のうち、大谷川を渡る第3工区の予備設計に着手した。大建コンサルタント豊田営業所(豊田市)に業務を委託、2017年3月24日を履行期限として河川付け替えなどの概要をまとめる。同事業における唯一の未整備区間で、早期全線開通を目指す。
同事業は、豊栄町地内の国道248号「豊栄町6丁目」交差点を起点に、河合町地内で都市計画道路梅坪堤線までの延長1390bに都市計画道路を新設する計画。現在までに起点側の第1工区(延長450b)と終点側の第2工区(延長700b)が完成、供用を開始している。
第3工区は、起終点に挟まれた中間部に位置する延長240b。計画ルートにほぼ並行して大谷川(川幅約10b)が流れており、同工区は河川渡河部が大半を占める。このため、河川に対してできる限り垂直に横断できるように、河川を付け替える方針だ。合わせて、橋梁やボックスカルバートによる横断方法について検討する。
今回の委託業務では、大谷川の付け替えに向けた渡河部延長約360bに対して、現地の測量とともに予備設計を実施する。また、渡河構造物予備設計延長約30bを行い、橋梁やボックスカルバートなどの比較検討を行う。
同市では今後、予備設計の成果を基に、17年度に詳細設計に着手する予定。早期事業着手を図り、今後7〜8年程度で全線開通を目指す。
提供:
建通新聞社