愛知県東三河建設事務所は、三遠地域で南北を結ぶ新たな幹線道路を計画しており、調査に着手した。セントラルコンサルタント中部支社(名古屋市中区)に業務を委託。2017年3月31日までに、複数のルート案とともに方向性を見いだす方針。
新たな幹線道路は、新東名高速道路、東名高速道路、国道23号、国道1号、国道42号を南北の軸で結ぶ構想。豊橋市東細谷町地内の国道42号から浜松市北区の東名高速道路三ケ日ジャンクション間を結ぶもので、複数の東西幹線に対するネットワークの構築を図る。
今回の業務では、新たな連携軸調査として、複数のルートを検討する。利便性や経済性などに加え、計画の実現性を考慮しながら各ルートの検証とともにルート案をまとめる考え。
三遠地域は農業生産高が国内有数であり、工業製品などの物流や観光資源の活性化を含め道路網の整備が課題とされている。新たな幹線道路を南北に通すことで、地域振興や地域の活性化が期待される。
同事務所では今後、事業化に向け全体の方向性を見いだすとともに、構想の具現化を図る。
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建通新聞社