長岡市が16年度末の開通を予定する「長岡北スマートIC」に近い蓮潟町地内で、新たな産業団地を計画していることが22日までに、分かった。
市内産業団地の分譲区画が少なくなってきているため、かねてから検討を進めてきたもの。市では14年度、県内に事業所を有し、資本金2000万円以上の製造業者や物流業者約1300社を対象にアンケートを実施した結果、29社が進出を検討する意向を示したことから今回、3000平方メートルから5000平方メートルを1区画として全30区画・計約28ヘクタールを整備する方針を固めた。
整備個所は同スマートICから南側に約1キロの場所で、鉄工団地と道満川に挟まれた農地=図。現在、市が整備を進めているスマートICへのアクセス道路が新たな団地の中央を通る形となる。
現在、農振除外の手続きに向けた準備を行っており、17年度当初予算に測量調査費や団地の造成設計費などを計上する方針。18年度に用地売買契約締結後、造成工事に着手し、20年度の分譲開始を目指す。
産業立地課は「新たな団地による産業振興はもちろん、人口減少を防ぐ雇用確保につながれば」と期待を示している。