UR都市機構西日本支社は、新たに、千里竹見台と香里D地区の2団地の団地再生事業に着手した。千里竹見台は一部建て替え918戸、香里D地区は集約(管理戸数削減)320戸が事業対象。現在、既存住棟の撤去や建て替えに向け、順次、入居者の移転や設計作業を進めている。
千里竹見台の既存住棟は、1967〜70年度に完成した全42棟(中層27棟、高層15棟)。管理戸数は全2796戸。このうち、C−6〜8、10、26、28号棟の計6棟918戸が今回の建て替えの対象となる。場所は吹田市竹見台1〜3丁目他。
計画では、C―10、26号棟を撤去した跡地に新住棟を各1棟建設する。2015年4月に住民説明を行い、現在、入居者の仮移転と新住棟の実施設計(遠藤剛生建築設計事務所=大阪市北区)を進めている。今後は17〜18年度ごろに建設工事に着手し、19年度の完成を目指す。
今回の新住棟2棟の完成後は、さらにC―6、7号棟を解体撤去し、跡地に新住棟2棟を建設する計画となっている。
香里D地区は、全1499戸のうち、320戸(全8棟)を2期に分け削減する予定。1期は50号棟の1棟(敷地0・6f)、2期は10〜11、41〜45号棟の7棟が対象となる。跡地については民間事業者への譲渡などを検討する。場所は枚方市香里ヶ丘9丁目他。
1期は18年3月までに、2期は19年2月ごろをめどに入居者の移転を終え、引き続き、既存住棟の解体撤去に着手していく。
各団地の対象住棟の既存規模は次の通り。
≪千里竹見台≫C―6号棟=鉄骨鉄筋コンクリート造11階建て108戸▽C―7号棟=同造11階建て108戸▽C―8号棟=同造11階建て108戸▽C―10号棟=同造11階建て152戸▽C―26号棟=同造14階建て221戸▽C―28号棟=同造14階建て221戸
≪香里D地区≫50号棟=鉄筋コンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)10階建て140戸▽10号棟=鉄筋コンクリート造5階建て40戸▽11号棟=同造5階建て40戸▽41号棟=同造5階建て10戸▽42号棟=同造5階建て10戸▽43号棟=同造5階建て10戸▽44号棟=同造5階建て30戸▽45号棟=同造5階建て40戸
提供:建通新聞社