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日刊建設タイムズ社
2016/09/23

【千葉】成田物流、がんCに債務/9月定例県議会開会/補正予算など17議案上程 

 県は21日に開会した9月定例県議会に、一般会計補正予算など補正予算案7件、条例制定案7件、財産処分など17議案を上程した。一般会計は55億2090万円を増額し、補正後の予算総額を1兆7194億2115万円とする。補正予算は、病院事業特別会計でがんセンター施設整備事業に限度額2億4900万円、造成土地管理事業特別会計で成田国際物流複合基地造成工事に限度額4億1000万円の債務負担行為をそれぞれ設定した。
  がんセンター施設整備事業の債務負担行為は、がんセンター新棟建設に伴い、建設予定地の地下に埋設されている上下水道の配管や電気配線などの切り回し工事や、電柱の移設工事などの準備工事を先行して実施するために設定。予算可決後に工事を発注し、来年年明けごろに着工する予定。がんセンター新棟本体は来年度の着工を予定。2017〜19年度の3か年で建設し、19年度末の開院を目指す。建設場所は、既存敷地西側の駐車場のある場所と精神保健福祉センターの敷地を合わせた約1・1ha。建物規模はRC造(免振構造)地下1階地上9階(塔屋1階)建て延べ約4万8210u。設計は日建設計(東京都千代田区飯田橋2―18―3)が担当し、来年6月30日までの工期で実施設計を進めている。
  また、土地管理事業の成田国際物流複合基地造成工事は、成田国際空港の要請を受けて、成田国際物流複合基地に航空貨物等の置き場用地を整備する。場所は成田空港A滑走路の北東部の隣接地で面積約5・2ha。県土地管理局が盛土工事を行い、成田国際空港がコンテナや特殊車両などの置き場として使用する。
  このほか上水道事業会計では、配水管理テレメータ整備事業に限度額2億100万円の債務負担行為を設定した。
  一方、財産の処分案は、熊本地震被災地へ提供した災害用簡易トイレ750基、防水シート1万8000枚の支援物資を2億991万9600円で国に処分する。
  補正予算による主な債務負担行為は次の通り。
  【一般会計】
  ▽香取合同庁舎再整備事業=8900万円(16〜17年度)▽生涯大学校施設整備事業=1900万円(16〜17年度)▽衛生研究所施設整備事業=600万円(16〜17年度)▽海岸津波対策事業(有料道路嵩上げ)=13億9000万円(16〜17年度)▽警察情報管理システム端末機器借上=1億3000万円(16〜17年度)
  【一般会計変更】
  ▽広域河川改修事業(高崎川橋りょう架換)=1億2900万円(16〜17年度)→2億7900万円(前同)▽特別支援学校スクールバス運行業務委託=2億4700万円(16〜17年度)→4億700万円(前同)▽総合スポーツセンター野球場耐震・大規模改修事業=5500万円(16〜17年度)→7000万円(前同)
  【特別会計】
  ▽配水管理テレメータ整備事業=2億100万円(16〜17年度)▽がんセンター施設整備事業=2億4900万円(16〜17年度)▽成田国際物流複合基地造成工事=4億1000万円(16〜17年度)k_times_comをフォローしましょう
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