霧島市は、社会資本整備計画「安全・安心に利用できる総合公園と国体開催に向けたスポーツ拠点の整備」を策定した。計画期間は2016年度から18年度までの3年間で、主な事業は国分運動公園の陸上競技場でメーンスタンド改築や体育館の照明をLED化する。全体事業費は8億1500万円を見込んでいる。
同市内の都市公園施設において、20年に開催される国民体育大会に向けて運動公園の安全基準や公式大会基準に対応するための整備を主に実施。また、市内外から利用される公園の長寿命化計画に基づく施設の改築・更新を優先的に行うことにより、誰もが安全に安心して利用できる公園環境の推進を図る。
陸上競技場の現状は、400mトラックが6レーンある全天候型トラック(第3種公認)で、100m走だと8レーン確保できる。スタンドはメーン2000席、バック3500席、サイド1000席の計6500席。グラウンドは天然芝で夜間照明も完備。
16年度は、日本陸上競技連盟第3種公認競技場の継続申請に必要な施設の改修のほか、メーンスタンド改築に伴う取り壊しに向けた解体設計を予定。耐震診断は14年度に委託済み。
体育館は、バレーコート4面が確保できるアリーナのほか、シャワー室、トレーニング室、会議室がある。2階観覧席は516人分を配置し、収容人員は約5000人。
事業費の内訳は、陸上競技と体育館の改修に6億6800万円、まきのはら運動公園の多目的広場改修は4700万円、公園施設長寿命化対策事業で城山公園の施設の改築・更新に1億円を充てる。