学校法人新潟総合学園(新潟市北区島見町1398番地 池田弘理事長)は、18年4月の開学を目指している(仮称)新潟食料農業大学の2キャンパスについて、胎内は12月に、新潟では17年1月にそれぞれ現地説明会を実施したい考えだ。
胎内市平根台地内の旧アデランス工場を改修して整備する胎内キャンパスの校舎は計8棟で、規模は延べ1万2009・77平方メートル。工事は、内装改修が中心となる。今後、12月から17年1月にも現地説明会を実施し、入札へと運びたい考え。また、雪解けを待って構内の松林をほ場に整備するほか、農場施設(温室棟・ビニールハウス)などに着手する予定。
一方、新潟市北区島見町地内に設置する本部機能を有する新潟キャンパスはS造2階建て延べ2856・25平方メートルを想定。施工者の選定に当たっては、17年1月から2月にも現地説明会を実施し、4月の着工を目指している。
なお、いずれも発注方法については、9月定例会終了後に、行政と協議により決定する見通し。設計業者についても、詳細を詰めている段階であることから、現時点では非公表となっている。
事業計画によると、全体経費は37億3000円で、胎内キャンパスでは施設改修費に15億7400万3000円、設備などに10億8146万3000円、新潟キャンパスが施設整備費7億7265万5000円、設備など3億488万3000円。県の9月補正予算案では、債務負担行為として限度額6億8091万9000円(期間は17−23年度)、新潟市は同2億800万円(同17年度)、胎内市が同1億5000万円(同17−20年度)をそれぞれ設定している。