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日刊建設タイムズ社
2016/09/20

【千葉】検討会議が売却了解/県花植木センター跡地活用/成田市が卸売市場再整備 

 県農林水産部は15日、県花植木センター跡地の活用に係る検討会議を開き、跡地利用について「成田市公設地方卸売市場移転再整備のための用地として成田市へ売却する方向とする」ことで了解した。成田市が県に用地取得の申し入れを行っているもので、今後、用地取得に向けた具体的な協議が行われる見通し。成田市は同跡地への整備を前提に本年度で卸売市場再整備の基本計画を策定する予定で、現在、策定支援業務のプロポーザルを実施している。
  同跡地の所在地は成田市天神峰字道場80―1、81―1地先。敷地面積は9万4824u。敷地内には管理棟などの既存施設があり、これらの施設を撤去し、造成を行い、施設を整備する予定。
  同市は、卸売市場の施設が老朽化しているうえ、耐震性に問題を抱えていることから、成田市公設地方卸売市場運営審議会からの答申などを受けて、移転により輸出拠点として再整備する方針とした。本年度で基本計画を策定し、その後、設計などを経て工事を実施、2020年の供用開始を目指す。
  本年度の基本計画の策定では、先月31日に「卸売市場再整備基本計画策定支援業務委託」の公募型プロポーザルを公告。今月20日まで参加申込書及び企画提案書の提出を受け付けている。同29日に1次評価、10月7日にプレゼンテーションによる2次評価を行い、中旬に優先交渉権者を選定する。委託工期は17年3月15日。委託金額は1270万8000円(消費税込み)を見込む。
  同業務は@調査業務A基本計画の策定B経営展望(素案)の提案などを行う。調査業務では、公設地方卸売市場移転に係る経済波及効果、施設整備や管理運営手法等の先進事例を調査するほか、民活エリアについて有効と思われる調査項目や調査手法等を提案する。
  基本計画の策定では、基本方針、施設計画、概算事業費の算出、管理・運営計画、課題の整理、基本設計及び実施設計発注に係る要求水準書及び仕様書の作成などについてまとめる。基本方針では、輸出拠点機能を有する新しい卸売市場のあり方を明確にしたうえで、施設の位置づけや機能など、施設の再整備後のあるべき姿を定める。施設計画では、施設に必要な機能及び施設規模を検討するとともに、概算事業費の算出、管理・運営計画、工程計画を作成する。k_times_comをフォローしましょう
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