日本工業経済新聞社(山梨)
2016/09/20
【山梨】代替施設は4ha以上 中央市のリニア移転のふるさと公園
中央市は、リニア中央新幹線整備に伴い田富北小学校の移転地となるふるさと公園の代替施設について、4h以上を標準とする地区公園とする計画で用地調査を行っている。第3回市議会定例会で小池彰治議員の一般質問に田中久雄市長が答えた。
田中市長は、リニア新幹線のルートにあたり移転が迫られる公共施設について、「田富北小学校はふるさと公園へ移転先が決定し、計画に沿って事業を行う」と述べるとともに、「小井川駅駐輪場については庁内で検討中。市道の付け替えが必要となる児童館はJRと協議を行っている」と説明。できるだけJR負担により移転を行う考えであると答えた。
また小池議員は、小学校の移転先となるふるさと公園の代替施設として「防災公園を兼ねた地区公園として、面積は4h以上が標準。農振除外や都市計画決定など法手続きは、来年6月までに完了したい」との常任委員会での報告をただした。
これに対して田中市長は「諸条件をクリアできる場所としてどこが適当か調査をお願いした。財政負担を勘案しながら、合併特例債の期限となる2020年度までには仕上げたい」との意向を示した。