日刊建設工業新聞
2016/09/16
【鳥取】9月定例県議会開会 一般会計補正予算281億円など17議案を上程
9月定例県議会は14日開会し、平井伸治知事が一般会計281億2700万円の補正予算案など17議案を提案した。補正後の一般会計総額は3861億2900万円。会期は10月12日まで29日間。
提案理由説明で平井知事は、台風10号による被害を踏まえ「河川の浸水想定区域見直しや塩見川、由良川などの改修を進める」と表明。また「岩美道路、倉吉道路をはじめとするインフラ整備の進ちょくを図るほか、落石事故に備えた対策を講じる」と述べた。
主な補正事業は、国の第2次補正予算(新経済対策)を取り込み、大山隠岐国立公園のナショナルパーク化に3億4700万円。登山道や展望台、休憩所などを整備する。鳥取砂丘コナン空港の「空の駅」化は9億円。栽培漁業センターの生産棟整備は4億2400万円、鳥取放牧場の牛舎・堆肥舎整備に2億8700万円など。
公共事業は補助と単県事業に総額151億5900万円。道路橋りょう事業に50億円、水産基盤整備は境港特定漁港漁場整備に21億円などを盛り込んだ。
今後の議事日程は、代表質問が16日に自民党、21日に民進党。一般質問は26日から6日間ある。