四国中央市は、新庁舎の建設事業費として、9月補正予算案に22億8198万円を計上した。また、2017年度から19年度までの期間で限度額34億4000万円の債務負担行為を設定した。建設工事の一般競争入札を10月中にも公告する方針でいる。
新庁舎の規模は免震構造の鉄骨造6階建て延べ約1万0300平方b。現庁舎東側の駐車場に建設する。敷地面積は約6300平方b。ホワイトの色彩を基調とし、製紙のまちを特徴づけるデザインとする。また、現庁舎南側には市民交流棟(鉄骨造地下1階地上2階建て延べ約1270平方b)を建設し、連絡通路(鉄骨造約120平方b)で新庁舎とつなぐ。敷地面積は約3900平方b。
18年9月ごろに完成させ、現機能を移設した後に現庁舎(鉄筋コンクリート造5階建て延べ5980平方b)を取り壊す。跡地には立体駐車場(鉄骨造2階建て延べ約3360平方b、約170台分)を19年度に建設する他外構を仕上げる。
建設地は三島宮川4。 総事業費は約66億円。このうち工事費は約57億円。
実施設計は大建設計大阪事務所(大阪市西区)が担当した。
なお、新庁舎の建設により、既設の川之江支所と新宮支所は、窓口機能を他に移設した後に取り壊す予定。新宮支所については当面、他目的での利用も視野に入れている。
提供:建通新聞社