徳島市は、8日開会の市議会定例会に一般会計補正予算案など30議案を一括上程した。一般会計補正予算案では、17億4469万円を追加するなど、遠藤彰良市長就任後初めての本予算編成となったが、その他に宮島住宅建替事業と幼保一体的運営施設整備事業に関する継続費設定も行っており、2016年度末までに工事発注することにしている。
事業の概要は次の通り。
<宮島住宅建替事業>
事業期間を16〜18年度の3カ年度とし、総額20億7147万円を見込む。年割り額については、16年度8753万円、17年度10億5396万円、18年度9億2997万円を設定。
事業は、老朽化した宮島住宅と久木住宅を統合し、津波対策を講じた宮島住宅として整備する。計画規模は、鉄筋コンクリート造8階建て延べ約5500平方b。東西に住棟を並べ、東棟は1DK〜2DK、西棟は2DK〜3LDKを配置し、総戸数は78戸を予定。エレベーターも各棟に1基ずつ設置する。設計は佐藤建築企画設計(徳島市)が担当。
建設地は川内町宮島錦野地内。
<幼保一体的運営施設整備事業>
事業期間16〜17年度で総額5億2140万円を見込む。年割り額は16年度8440万円、17年度4億3700万円を設定。
事業は、北井上幼稚園と北井上保育所、芝原保育所を統合、幼保一体的運営モデル施設として整備する他、新たに在宅育児家庭相談室を併設する。
計画規模は鉄骨造2階建て延べ1104平方b。保育室4室、乳児室、リズム室、調理室、事務室兼医務室、在宅育児家庭相談室、活動室を設ける。実施設計は剛建築事務所(徳島市)が担当。
施工場所は北井上幼稚園と北井上保育所のある国府町西黒田字南傍示275ノ1他。
提供:建通新聞社