社会福祉法人三寿会(富山市大島3丁目147番地 竹鼻敏孝理事長)は、法人所在地にある「特別養護老人ホーム三寿苑」の増改築工事について、施工業者を砺波工業に決定した。9月末に着工する予定。
施設利用者の利便性向上と職員が働きやすい環境とするため、既存施設にある事務所と厨房、地域コミュニティスペースを独立。三寿苑に増築する形で、S造2階建て延べ1383平方メートルの管理棟を新築する。
併せて、三寿苑の内部改修工事にも取り組む。特養の入所定員100名に変更はないが、ショートステイの定員を13床から20床へ増加させる。
工期は約5カ月。
一方、三寿苑の近隣地では、サービス付き高齢者向け住宅の建設も計画。施設規模は、S造2階建て延べ1920平方メートル(30戸)。
富山市へ登録申請を行うとともに、補助金の申請もこれからのため、施工業者の選定は、補助金確定後に行うことにしている。
工期には約8カ月を見込む。
また、サ高住に併設し、居宅介護支援事業所などが入る、S造平屋建て299平方メートルの施設も新築。工事は、サ高住と一緒に進める方針。
なお、グループ法人である医療法人社団三医会(富山市小中291 竹鼻敏孝理事長)が三寿苑の隣接地で工事を進めていた「大日橋クリニック」は、工事が概ね完了。11月1日の開院が決まった。規模は、S造2階建て延べ374平方メートル。訪問診療主体の内科となる。施工は砺波工業。
いずれの施設も設計は、押田建築設計事務所が担当している。