金沢市議会9月定例月議会は14日、本会議を再開し、6氏による一般質問が行われた。山野之義市長は、泉野健康福祉センターを多機能複合施設としてリニューアルする南部地区健康プラザの整備について、既存施設の建て替えが必要であるとの認識を明らかにした。
進捗に関する質問に答えた。現施設はRC造地上6階建て延べ3116平方メートルで74年4月に竣工。山野市長はリニューアルについて、施設の老朽化などを踏まえ「建て替えが必要である」と説明した。リニューアルは市の重点戦略計画に20年度までに整備するものとして盛り込まれている。
金沢美術工芸大学を移転する金沢大学工学部跡地の山側4・7ヘクタールに関しては、「現在の美大は斜面緑地を除く有効面積4・4ヘクタールであり、広い面積が取れる。また現在の建物は増改築を重ね、敷地は必ずしも有効に使われている状態ではない」とし、移転先としての広さを確保していることを強調。基本構想検討懇話会の意見を踏まえ、具体的な施設配置などの検討に着手する考えを示した。
相川一郎総務局長は15年度の入札契約状況について説明。昨年度の入札件数は733件で、平均落札率は88・96%。最低制限価格での落札件数は293件で、このうち、くじ引きによる落札件数は227件。くじ引きの平均参加業者数は6社とした。