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建通新聞社(静岡)
2016/09/14

【静岡】静岡県 海洋文化拠点最有力地は清水港日の出エリア

 清水都心ウオーターフロント(WF)地区都市デザイン専門家会議(会長・中井祐東京大学大学院教授)は、清水都心WF地区開発基本方針(素案)を取りまとめた。日の出エリアの開発可能性があるふ頭背後地の低未利用地や倉庫群は、跡地開発やリノベーションを進め、海洋文化拠点整備の最有力候補地として検討していく。
 同じく日の出エリアに三つある上屋については、物流機能を興津地区に移転し、ターミナル整備などクルーズ船の受け入れ環境を改善する。
 具体的には、4号上屋は耐震補強し、歴史性や風情を持つ外観を変えずに、にぎわい施設へとリノベーションする。5号上屋は撤去し、跡地に防潮堤機能を兼ねた緑地を整備する。6号上屋はクルーズターミナルへ転換する。
 江尻エリアは、防潮堤と合わせて水を眺めながら食事や休憩ができる空間を創出する。
 日の出と江尻をつなぐ遊歩道エリアは、滞留空間や建物とのつながりを創出する。
 8日、静岡市内で開いた第3回会議で議論し、取りまとめた。清水都心WF地区開発推進会議に諮り、パブリックコメントを経て、清水都心WF地区開発基本方針を策定する。
 想定されるプロジェクトは次の通り(かっこ内は事業主体)。
 ▽景観、利用に配慮した津波防潮堤施設整備(静岡県)▽日の出ふ頭の既存上屋リノベーション(静岡県、民間)▽海洋文化拠点構想(静岡市)▽清水港線跡自転車歩行者道整備(静岡市)▽低未利用地の再開発(静岡市、民間)▽その他の交通、観光などのハード整備(静岡県、静岡市、民間)


提供:建通新聞社
(2016/9/14)

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