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建通新聞社(東京)
2016/09/13

【東京】北青山三丁目まちプロの公募開始 都都市整備局

 東京都都市整備局は「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト民活事業」の事業者を選定するための公募型プロポーザル手続きを開始した。都営青山北町アパートの敷地の一部約0・8fに70年の定期借地権を設定し、にぎわい施設や住宅などを整備するもの。応募希望表明書を9月16日、提案書を11月18日まで受け付けた後、2017年1月ごろに事業予定者を決定する。
 都営青山北町アパート(港区北青山3ノ4他)は、1957〜68年に建設された鉄筋コンクリート造4〜5階建て25棟・586戸。老朽化が著しいため、敷地南側の区域約1fに高層・集約化して約300戸規模に建て替えることになっている。これに伴って創出される敷地約2・6f(民活事業区域、沿道一体型開発検討区域)に民間活力を導入する方針だ。
 今回、事業者公募を開始した民活事業は、都住建て替え用地の北隣に当たる民活事業区域7895平方bで実施する。事業者は、都心で暮らす幅広い層を対象とした良質な住宅を供給する他、にぎわい施設の整備・運営、都住敷地との一体的な広場空間の整備などを担う。工事の完成時期は20年5月末。
 沿道一体型開発検討区域約1・8fでは、クリエーティブ産業の集積を促すオフィス機能や、商業機能、文化教育機能などの導入を想定。21年度以降の事業化が見込まれている。
 また、都営住宅の建て替えについては、ことし11月に既存住棟の解体工事に着手。新たな住棟の建設は17年6月から19年9月まで行う考えだ。
 北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト民活事業のプロポーザルの募集要項を同局ホームページに掲載している。
提供/建通新聞社