日本工業経済新聞社(群馬)
2016/09/13
【群馬】9月中に3件、4工事を発注
県利根沼田農業事務所農村整備課は、9月中に4工事の発注を予定している。みなかみ町中野地区の農業用ため池改修工事が1件、昭和村赤城原地区の農業用管水路の更新工事が2件、沼田、川場、昭和の3地域を通る利根沼田望郷ラインへの新標識設置工事が1件となっている。4件ともに指名競争入札での発注となりそうで、10月に着工する見通し。
1件目はみなかみ町役場から見て赤羽トンネルの手前に位置する農業用ため池の改修工。本年度限りの単年事業で、コンクリートライニングのため池にできたひび割れ等の改修を行う。工事内容はひび割れ充填工(L145m)や表面被覆工(A276u)目地補修(L1020m)、断面補修(A16u)の4工程。設計は黒岩測量設計が手掛けた。
2−3件目は昭和村赤城地区の栃久保第4貯水池から流れる農業用水管路の更新事業。従来の水管路は石綿アスベスト管を使用しており、老朽化による漏水が発生していた。本年度から5年をかけてこの水管路を更新していく。今回の工事は貯水池上流側から第1工事、第2工事とされている。
第1工事では幹線にVM450管(L604m)と支線にVP75(L455m)の管路工を行う。第2工事では幹線にVU400管(L314m)とVM400管(82m)、支線にVP100管(147m)の管路工と減圧水槽工1カ所を行う。この管水路は幹線がL3・7q、支線が18・7qで2020年までに全ての管を更新する。
4件目は利根沼田望郷ラインの標識設置。沼田地区に佐山りんご団地(2基)、サラダパークぬまた(1基)、玉原山麓りんご団地(2基)の単柱式の看板を設置。川場地域では川場村役場、ホテル田園プラザ、村営駐車場を記載した片持式F型標識(1基)を設置。昭和村では単柱式の道の駅あぐりーむ昭和(2基)の設置と昭和村総合運動公園とふれあいグリーパークを記載した片持式F型標識(2基)を設置する。これらの看板は一括で発注される。来年度以降の設置は未定となっている。