大阪市は、道頓堀川と東横堀川の水質改善を進めるため、中浜下水処理場〜東横堀川送水管の管渠実施設計などに着手する。業務は日水コン(吹田市)に委託。2016年度中に設計をまとめ、17年度以降に予定する工事に備える。
東横堀川送水管〜片町1付近までの延長1910bはシールド工法で施工する。口径は2000_で、管内敷設として口径700_の送水管と口径250_の送泥管(2条)を整備する。
片町1付近〜城見2付近までの延長約800bについては、送水管は推進工法、送泥管は開削工法でそれぞれ整備する。送水管は口径800_で延長770b、送泥管は口径250_で延長790b(2条)の整備を予定している。
城見2付近〜中浜下水処理場は、既設の鴫野西中浜幹線(口径3250_)内に、口径500_の送水管(2条)と口径250_の送泥管(2条)を敷設する。整備延長は1830b。
立坑は北浜東付近、大手前1付近、片町1付近、城見2付近に整備する予定。この他、深さ3・5〜4・5bの小規模な特殊マンホールを東横堀川送水管付近の2カ所に設置する計画だ。
今回委託した業務では、これらの工事に向けた設計の他、東横堀川〜道頓堀川の延長約5000bを対象に、流況・水質モデルの作成なども行う。
提供:建通新聞社