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北陸工業新聞社
2016/09/12

【石川】導入機種やルート検証へ/金沢市新交通システムで/年内に第2回検討委/地上、地下、高架の方式市民アンケートの実施も

 金沢市は、今年度から検討着手した新たな交通システムの導入について、年内に第2回目の検討委員会を開き、導入機種やルートの検証を深める考えだ。
 新たな交通システムの導入は、15年度に策定した第2次金沢交通戦略に位置づけられ、金沢市にふさわしい公共交通ネットワークの幹となる新たな交通システムの整備・構築を目指すもの。
 市は今年6月に学識者や関係行政機関などで構成する検討委員会(座長/高山純一金沢大学理工研究域環境デザイン学科教授)を立ち上げ、導入機種やルートの選定に向けた議論を開始。初会合では地上方式(LRT/次世代型路面電車システム、BRT/バス高速輸送システム等)や地下方式(ミニ地下鉄)、高架方式(モノレール)などの機種に関し、各委員が専門的な立場から意見を交わした。
 検討委員会では導入機種やルートの選定に関する検証のほか、課題の分析および対策、交通結節点などの位置・規模、導入に伴う一般車両への影響などについても調べている。計3回程度の会合で方向性を取りまとめ、今年度内をめどに市に提言する。
 市は5月に「新しい交通システム検討調査業務」を日本海コンサルタントに委託。調査・分析をはじめ計画作成、資料作りなどを進めている。
 なお、山野之義市長は市議会9月定例月議会の提案説明において、新しい交通システム導入に関する市民向けのフォーラムを11月に開催することを明らかにするとともに、市民アンケート調査の意見も踏まえながら提言を取りまとめたいとする意向を示している。

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