福井県は9日、9月補正予算案を発表した。一般会計には47億4277万6000円を追加し、累計額を4911億4895万8000円とする規模。年縞研究展示施設(全体事業費約14億8000万円)、中高一貫校給食施設(同約5億円)の建築工事にそれぞれ着手する方針だ。
また、「高速交通開通アクション・プログラム」の推進として、北陸新幹線芦原温泉、南越、敦賀各駅の周辺整備を促進するため、支援制度(補助上限額=1市あたり約3億円)を創設するほか、福井城址を核としたまちづくりでは、玄関口となる福井鉄道電停の改修を支援。永平寺大野道路の開通記念キャンペーンも実施する。
公共事業(補助事業、国直轄事業負担金)に関しては、福井港丸岡インター連絡道路や福井駅付近連続立体交差事業など、31億5408万2000円を増額する。
主な補正内容は次の通り((新)は新規)。
▽(新)鉄道遺産の保存・活用調査 3500万円 敦賀駅転車台の一時保存および保存活用方策の検討
▽(新)市内循環鉄道の整備調査 300万円
▽教育研究所移転整備 5643万6000円 収蔵庫整備など
▽中高一貫校給食施設整備(高志中学校・高校) 1億4491万2000円 事業期間=16〜17年度 併せて債務負担行為も設定
▽動物管理指導センター(仮称)整備 5530万7000円 土地購入、造成など
▽「年縞」活用推進 9885万6000円 事業期間=15〜18年度 継続費を設定