国土交通省、農林水産省、環境省の3省は9月5日、2015年度末現在の全国の汚水処理人口普及状況を公表した。高知県の汚水処理人口普及率は74・8%で、前年度末より1・5ポイント上昇したが、全国平均の89・9%を下回り全国42位(前年は43位)、下水道処理人口整備率は36・8%で、前年度末より0・7ポイント上昇したが、全国平均の77・8%を大きく下回り前年度と同じ全国44位となっている。
汚水処理人口普及率は、公共下水道、農業集落排水施設、合併処理浄化槽、コミュニティー・プラントなど生活排水の処理率。16年3月31日現在の高知県住民基本台帳人口73万4912人のうち、汚水処理人口は約55万人で普及率74・8%。内訳は下水道の普及率36・8%、農業集落排水施設などの整備率3・1%、浄化槽の普及率34・7%、コミュニティー・プラントの普及率0・2%となっている。
市町村別の汚水処理人口普及率が最も高いのは芸西村の95・1%、以下、香南市93・2%、土佐町87・0%、高知市85・4%と続く。最も低いのは安田町の18・1%。
提供:建通新聞社