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沼田市は９月補正予算案に（仮称）利南運動広場整備事業として９４６９万７０００円を計上した。沼田公園の野球場・テニスコートを同広場に移転するための設計費。予算可決後すぐに業務委託する方針だ。移転後、沼田公園では歴史的な財産や文化財を活用した施設整備を行っていく予定。
補正案に盛り込まれた予算の内訳は申請手数料71万５０００円、実施設計委託費９３９８万２０００円。市は予算可決後、できるだけ早く設計に着手したい考え。基本設計は２００６年度に基礎地盤コンサルタンツ（東京都江東区）が作成。野球場とテニスコート８面の整備を計画していた。だがその際に設計した野球場は高校野球公式戦の仕様を満たしておらず、また基本設計時から期間が空いたことなどから、本年度から設計を見直していた。順調に設計がまとまれば、来年度から工事に着手したい方針だ。
移転先の運動広場は沼須町内、昭和村などを流れる片品川の右岸側にある。畑だった場所を２０１３年度から造成し広場にした。
工事概要は掘削工（３４９８立方ｍ）や盛土工（３１８０・５立方ｍ）、法面整形（４４２・９立方ｍ）、防球ネット工（Ｈ５ｍ、Ｌ３１８ｍ）、グラウンド・コート舗装工：砂敷き均し転圧（山砂ｔ３�p）Ａ１万７５７４・２�u。
施工は沼建（沼田市）が担当した。整備した広場はサッカーやソフトボールなど多目的に利用されている。
移転後の沼田公園では沼田城など歴史的な財産や文化財を生かした施設整備が徐々に行われる予定だ。現在は沼田城本丸があったとされる場所の文化財調査を行っている。その結果を踏まえ庁内の検討組織で整備計画を練っていく。