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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/09/07

【群馬】継続事業の進捗率44%

県県土整備部は6日、2015年度末時点における「はばたけ群馬・県土整備プラン」掲載主要事業の進捗状況を明らかにした。「『はばたけ群馬・県土整備プラン』フォローアップ委員会」に示した。258カ所の継続事業のうち、完成したのは114カ所で、箇所数ベースの進捗率は44%。22年度までに着手予定の事業は、146カ所のうち55カ所で着手。着手率は38%となっている。
継続事業は13年4月のプラン策定時、すでに着手している事業。13年度に35カ所、14年度に31カ所、15年度に48カ所が完成を迎えている。残る箇所数は144で、最終年度の22年度までに進捗率を100%とする計画だ。
土木事務所別に継続事業を見ると、15年度末までに前橋土木は19カ所のうち11カ所で完成しており、進捗率は58%。同様に◇渋川土木=17カ所のうち7カ所完成(41%)◇伊勢崎土木=16カ所のうち10カ所完成(63%)◇高崎土木=28カ所のうち14カ所完成(50%)◇藤岡土木=21カ所のうち9カ所完成(43%)◇富岡土木=24カ所のうち11カ所完成(46%)◇安中土木=11カ所のうち5カ所完成(45%)◇中之条土木=31カ所のうち14カ所完成(45%)◇沼田土木=31カ所のうち13カ所完成(42%)◇太田土木=19カ所のうち5カ所完成(26%)◇桐生土木=23カ所のうち6カ所完成(26%)◇館林土木=18カ所のうち9カ所完成(50%)−となっている。
一方、22年度までに着手予定の事業は、プラン策定時に着手していないもの。13年度に9カ所、14年度に23カ所、15年度に23カ所着手しており、残りは91カ所という状況だ。
土木事務所別に着手予定事業を見ると、前橋土木は10カ所のうち5カ所で着手しており、着手率は50%。同様に◇渋川土木=5カ所のうち4カ所着手(80%)◇伊勢崎土木=5カ所のうち3カ所着手(60%)◇高崎土木=23カ所のうち8カ所着手(35%)◇藤岡土木=9カ所のうち4カ所着手(44%)◇富岡土木=17カ所のうち8カ所着手(47%)◇安中土木=5カ所のうち1カ所着手(20%)◇中之条土木=15カ所のうち3カ所着手(20%)◇沼田土木=16カ所のうち5カ所着手(31%)◇太田土木=12カ所のうち2カ所着手(17%)◇桐生土木=23カ所のうち8カ所着手(35%)◇館林土木=6カ所のうち4カ所着手(67%)−。
同委員会は「はばたけ群馬・県土整備プラン」を実効性のあるものにするため、客観的な見地から成果の点検、助言を行うもの。同プランは来年度で策定5年目を迎え、見直しの時期に来ている。
委員からは道路整備について「埼玉から群馬に通勤する人もいる」と、利根川新橋の建設を要望する声が出された。