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建通新聞社(中部)
2016/09/13

【三重】奥川河口部に新たに水門設置へ 三重県

三重県伊勢建設事務所は、二級河川奥川での水門設置工事を計画しており、工事に向けた「河川整備基本方針および河川整備計画策定業務」と「水門予備設計業務」を建設技術研究所三重事務所(津市)に委託した。履行期間は計画策定業務が480日間、予備設計業務が270日間。2016年度中に予備設計をまとめ、順調にいけば17年度に詳細設計を委託する。
 河川整備基本方針・整備計画の策定では、津波対策として河川の逆流を防ぐために、奥川の河口部に新たに水門を1基設置するための各種検討を行う。
 主に方針・計画策定業務では、対象河川の現地調査を行い、河川の整備状況や環境、利水状況を把握し、河川の現状(瀬・淵や堰などの構造物の位置、形状の確認)や基本高水流量、計画高水流量などの検討を行う。この方針・計画を基に水門の設置工事を進めていく。
 計画策定と並行して行う予備設計では、水門の詳細な設置箇所や操作室のデザイン、構造の検討などを行う。規模なども予備設計で方針を決定するが、高さは暫定で海抜8b(将来的には11・4bまでの高さを想定)、形式はゲート型を用いる。
 水門設置場所は大紀町錦地内。

提供:建通新聞社