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建通新聞社(東京)
2016/09/05

【東京】文京区 誠之小改築規模延べ9300平方b

 文京区は、誠之小学校改築に伴う基本設計案をまとめた。新校舎の規模を地下2階地上3階建て延床面積約9300平方bとし、各学年4教室計24室の普通教室などの他、体育館を地階に屋内プールを1階にそれぞれ配置する。2016年度末に実施設計を完了し、17年度に工事着手、20年度末に新校舎を完成させた後、21年度に校庭を整備して事業を完了させる予定だ。
 同校は西片2ノ14ノ6にあり、鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ5519平方bの既存校舎を現地で改築する。敷地面積は7837平方b。工事は▽運動場部分に仮校舎建設(17年度)▽既存校舎解体〜新校舎建設(17〜19年度)▽既存プール・体育館解体〜新低学年棟建設、仮校舎除却(20年度)▽広場、ピロティ部分と校庭整備(21年度)―の4段階に分けて進める。
 普通教室は全室南向きとし、低学年棟と中高学年棟を分け校庭の広さを確保した上で120bトラックを設ける。普通教室に加え図工室と音楽室、理科室を2教室ずつ配置。また、仮校舎の普通・特別教室部分には空調設備を完備してエレベーターも設置する。この他、太陽光発電や再生可能エネルギーを積極的に活用したり、昇降口前には校歴ギャラリーを設けるなど伝統継承にも配慮する考え。
 設計は佐藤総合計画(墨田区)が担当。
提供/建通新聞社