石井隆一富山県知事は2日、定例記者会見を開き、9月補正予算案の概要を発表した。
一般会計は97億5368万5000円で、累計額が5679億7020万5000円となった。特別会計は75億7264万円。県立大学看護学部建設事業には1億240万5000円を計上、継続費39億9919万6000円を設定した。
看護学部は県立中央病院北側の総合衛生学院を改組し、新設する。建設規模は教育棟がS造4階建て延べ7738平方メートル、エントランス棟が同平屋建て462平方メートル。衛生学院の本館(4909平方メートル)を研究棟、別館(1605平方メートル)を図書館として改修する。17年1月から準備工に入り、19年4月の開設を予定している。設計は押田建築設計事務所が担当。
このほか、補正予算案の主な内容は次の通り。
▽未来創薬開発支援分析センター整備事業 9億4200万円
▽ものづくり研究開発センター製品機能評価ラボ整備事業 3億4400万円
▽デザイン商品開発ラボ整備事業 1億5500万円
▽総合体育センタースポーツラウンジ等改修事業 7300万円
▽高志の国文学館常設展示室リニューアル事業 7200万円
▽富山きときと空港利用環境整備事業 1億円
▽河川、砂防事業など公共事業の拡充 9億1787万5000円
▽県単独の道路橋梁、河川海岸整備事業等 40億円