トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

宮崎建設通信社
2016/09/05

【宮崎】第3四半期にTN2件発注へ 沿海北部6期と佐土の谷2号

 宮崎県は、東臼杵農林振興局が所管する広域農道整備事業(道交付金)沿海北部6期地区のトンネル本体工事と、日向土木事務所が所管する国道327号佐土の谷工区2号トンネル本体工事を第3四半期に総合評価落札方式で発注する。各トンネルの延長(概算工事費)は、沿海北部6期地区が582m(10億円以上15億円未満)、佐土の谷工区2号トンネルが229m(5億円以上10億円未満)。本体工事の発注に向けて、公共事業発注見通しの9月見直しで追加した。
 広域営農団地農道整備事業沿海北部6期地区は、門川町加草を起点、延岡市小野町を終点とする区間。当初計画から近傍の県道・市道を活用する整備延長2.3qのルートに変更し、事業費や整備期間の短縮を図った。平成26年度より事業に着手し、27年度の着工、31年度の完成を目指している。
 区間内に整備するトンネルの延長は582m(全幅8m、NATM)。これに坑門工2基や起点及び終点側の農道工(延長299m、盛土3万8800m3)を含む工事を1工区として第3四半期に発注する。入札は総合評価落札方式(VE評価型)で、工期は約24カ月間。工事規模は10億円以上15億円未満を見込む。
 このほか、第2四半期に道路土工(延長400m、切土1万3000m3、盛土1万9000m3)を含む2工区、橋梁下部工(逆T式橋台)2基を施工する3工区も発注する見通し。同時進行する5期地区の農道及びトンネル舗装工事(沿海北部5期地区3工区)、トンネル照明施設設備工事(沿海北部5期地区4工区)なども発注する。
 一方、国道327号佐土の谷工区は、椎葉村と諸塚村の境界付近に位置する区間。計画段階における整備延長は約3.4q(幅員7m)。区間内に於ける主要構造物として、トンネル4箇所と橋梁6箇所を計画する。事業には平成22年度から着手しており、概算事業費として約72億円を見込む。
 トンネル延長は▽1号=約170m▽2号=229m▽3号=約1000m▽4号=718m。橋梁延長と形式は▽1号橋=18m(PCプレテン単純中空床版)▽2号橋=51m(PCポステン箱桁橋)▽3号橋=125m(PCTラーメン箱桁橋)▽4号橋=59m(鋼単純鈑桁橋)▽5号橋=88m(ポステンPC2径間連続箱桁橋)▽6号橋=30m(PC単純ポステン少主桁橋)。
 計画では、第3四半期に2号トンネル本体工事を総合評価落札方式(VE評価型)で発注する見通し。工期は約12カ月間、工事規模は5億円以上10億円未満を見込む。このほか、2号橋上部工事や4号橋のA1下部工事及びA2下部工事、軽量盛土工による道路改良工事、舗装工事なども第2四半期に発注する。