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建設新聞社
2016/09/05

【東北・秋田】久米設計を特定/市庁舎改築の基本設計プロポ

 秋田県大館市は、本庁舎の改築に向け、基本設計の公募型プロポーザルを進めた結果、最優秀提案者として久米設計、優秀提案者として梓設計を特定した。8月28日に行われた公開ヒアリングでは、久米設計がE者、梓設計がC者としてプレゼンテーションを行った。
 今後、最優秀提案者は構成員を選定して設計JVを結成、今月中に契約を結ぶ見通し。構成員の候補は、市内業者名簿に登録された業者による4組のJV。ここから最大で4組全てのJVを構成員に選ぶこともできる。
 基本計画の段階では、新庁舎は桂城公園南側の大館市中城地内に建つ現庁舎の東側にある職員駐車場と市民プールの敷地の一部使用して設ける計画で、敷地面積は約1万1800平方b。庁舎は延べ7000平方b程度で、主要構造は提案により決定し、免震構造を導入する見通し。基本計画策定支援業務は石本建築事務所でまとめた。
 基本設計の履行期限は2017年6月30日までで、その後、実施設計も随意契約する予定。実施設計は同年9月から18年9月までの予定。工事は19年1月から21年3月まで実施し、並行して19年度に一部解体工事を行い、21年度の開庁の後、旧庁舎の大部分を同年度に解体する。予定工事費は、庁舎本体工事のほか外構工事を含み31億9300万円程度(税込み。備品費など除く)と試算している。

 提供:建設新聞社