愛知県新城設楽農林水産事務所は、老朽ため池整備事業の新規地区として「巣山池地区」を計画、設計を開始した。現地の調査や測量とともにアローコンサルタント(名古屋市北区)に業務を委託、2017年度の工事着手に向け、概要をまとめる。
同計画は、既設ため池の老朽化対策として改修を進めるもので、前刃金工法による堤体補強とコンクリートによる洪水吐きの更新を実施する。堤体は堤長48b、高さ4・6b。池の貯水量は2400d。
今回の委託では、同池の堤体に対する地質調査や測量により現況を把握。洪水吐きのタイプや規模の検討、施工スケジュールなどについて詳細設計をまとめる。
巣山池は、新城市巣山地内の農業用ため池。堤体の劣化など老朽化が進んでいることから同事業により対策を講じる。
事業期間は19年度まで、総事業費は6418万円を見込む。
提供:
建通新聞社