岡崎市は、都市計画道路若松線の新設計画のうち、占部川への新設橋梁を含む起点側区間の道路などに対する予備設計を開始した。現地の測量とともに、中央コンサルタンツ(名古屋市西区)に業務を委託、計画ルートや橋梁の基本的なスペックなどを確定する予定だ。
計画によると、対象は野畑町地内で都市計画道路和田線との交点から東側、岡崎駅南土地区画整理事業地境までの延長360b。区間途中で占部川を横断するため、橋梁の新設を計画している。新橋は橋長27・7b(幅員16b)で、単径間の架設を見込む。
また、和田線との交点ではT字交差点(幅員18b)を整備する。同市では新設する計画ルートや橋梁、交差点などについて、現況を踏まえ予備設計とともに基本的な概要をまとめる考え。
若松線は、野畑町地内〜上地2丁目地内を結ぶ都市計画道路として整備するもので、和田線との交点を起点に国道248号との交点までの総延長2090bで計画。計画幅員は全幅16bを基本に、交差点は幅員18bで設定している。ほとんどの区間で現道は伴わず、大半が新設区間となる。
同地区では現在、組合施行により岡崎駅南土地区画整理事業が進んでおり、JR岡崎駅周辺地区の中で将来的な人口増加が見込まれている。若松線は国道へのアクセスのみならず、同地区の新たな東西幹線として位置付ける。
これまでの整備により、終点側の国道248号から県道岡崎幸田線までの延長約760bを供用している。同市では未整備区間のうち、区画整理事業地以東、県道岡崎碧南線までの延長410bについて用地交渉を進めており、今後は同区間に事業の中心をシフトする方針だ。計画では18年度を目標年次に供用開始を目指す。
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建通新聞社