日刊建設工業新聞
2016/09/02
【鳥取】米子道・蒜山−江府間 江府IC南側3`を4車線化 来年度にも着工へ
米子自動車道・蒜山IC−米子ICの4車線化をめぐり、西日本高速道路(NEXCO)は8月31日、江府ICから南側3`を整備対象に決めた。今後、地元説明や測量設計に入り、来年度にも着工する。
今年6月、国土交通省は付加車線の検証区間に米子道の同区間を選定。NEXCOはこの日、国交省岡山で開いた渋滞対策を話し合う鳥取・岡山両県の合同会議で具体的な整備カ所を報告した。
4車線化の対象は江府ICから南側3`で、主な構造物は蒜山IC側から橋梁2カ所を増設するほか、既設の小江尾トンネル(210b)と、江府トンネル(470b)の西側に2本のトンネルを掘削する。
蒜山IC−米子ICの全長は32・6`。うち米子IC南側や溝口IC前後など10・6`が4車線化されている。だが、今回の措置区間を含めても4車線の整備率は4割程度にとどまる。
平井伸治知事は同日「今後、全線4車線化を目指し、山陰・岡山一丸となって取り組んでいく」とのコメントを出した。