国土交通省官庁営繕部の2017年度予算概算要求のうち、本県関係分が明らかになった。鹿児島第3号庁舎には、実施設計費と埋蔵文化財調査費に1億2100万円、鹿児島港湾合同庁舎は、建設費の継続費として8億1200万円を求めた。
鹿児島第3合同庁舎は、現存する鹿児島法務総合庁舎と鹿児島地方法務局は築後40年以上の施設もあり、老朽化が著しく執務室も狭いほか、耐震性能も不足しているため整備する。
建設場所は、鹿児島市山下町で、建物規模がRC造地上5階地下1階建約1万2400u、建設費には43億円を見込んでいる。当初計画より、規模を縮小したため敷地内に駐車場を確保。
工事は2期に分けて行う計画で、設計は公募型プロポーザル方式の手続きを実施した結果、梓設計を特定した。履行期限は2017年8月31日まで。敷地調査は日本ジオテックに委託済み。
入居予定官署は、鹿児島地方検察庁、鹿児島保護観察所、鹿児島地方法務局、鹿児島財務事務所の4機関。
また、16年度から工事着手予定の鹿児島港湾合同庁舎は、同市浜町の鹿児島国道事務所横に整備する。秋ごろに建築、電気設備、暖冷房衛生設備の計3件を発注予定。建物規模はRC造8階建5279u。全体事業費は24億4800万円を見込み、16−18年度の3カ年で整備する。