トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2016/09/06

【三重】高野尾BPの橋梁予備設計に着手 三重県

 三重県津建設事務所は、「県道亀山安濃線〈高野尾BP〉道路改良」に係る「橋梁予備設計」、「地質調査」業務の2件に着手した。津市高野尾町で計画する高野尾バイパス(BP)で志登茂川に新たに架ける橋梁部の予備設計と地質調査で、橋梁予備設計は若鈴(津市)が担当、設計工期は175日。地質調査は基礎地盤コンサルタンツ三重事務所(津市)が担当、調査工期は115日。
 高野尾BPは、県道津関線と県道亀山安濃線が交差する里中交差点から北側の谷口池南側付近までの延長1350b、幅員6b(全副11b)の区間を現道拡幅と道路新設により整備する。具体的には終点となる里中交差点から北側の延長約230b(推定)を現道拡幅で改良し、改良部から北側は集落を東側に迂回(うかい)し、谷口池付近で再び現道に戻り、現道拡幅で整備する計画。拡幅部のうち、里中交差点から約120bは幅員が2b以下で自動車が通行できない区間で、その他の区間も5b未満となっている。区間途中で志登茂川を横断する部分は、現況の里中橋の下流部に当たる位置で架設する。橋梁延長は20・4b、幅員11b。
 全区間の中で新設区間は約8割を占める計画。整備計画区間以北の亀山市に向かうルートは整備済みとなっている。
 2015年度に事業着手し、同年度に道路部の予備設計、路線測量を行い、道路中心線の位置をほぼ確定した。これを踏まえて、16年度に橋梁部の予備設計と地質調査を実施する。順調に進めば17年度に道路部の詳細設計を行う方針だ。総事業費は用地費も含め約9億円。事業期間は15〜24年度の10カ年を予定。
 同地区は、豊里ネオポリス団地のアクセス道路で、豊里中学校の通学路となっており、地元から強く整備が要望されている区間。

提供:建通新聞