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日刊建設工業新聞
2016/09/01

【鳥取】国の経済対策関連主要事業「9月大型補正」地域高規格2路線10億円、鳥取空港・空の駅化9億円

 県土整備部は31日、2016年度「9月補正」に盛り込む経済対策を100億円規模とすることで最終調整に入った。同部の補正予算100億円台は、4年前の第2次安倍内閣発足後に編成した12年度補正(13年2月)150億円に次ぐ大型規模。
 政府の「新経済対策」の中身に依然、不透明な部分があるものの、現時点での見込み額を積み上げた。「9月補正」の概要は2日の政調政審で説明する。
 新経済対策を裏付ける国の第2次補正予算案は8月24日閣議決定され、国土交通省関係の補正予算1兆2000億円(国費)が固まった。
 国交省の補正は同省当初予算の約2割となっており、同部も当初予算460億円(5月補正後)の約2割をベースに「9月補正」を編成する。
 各事業課によると、経済対策関連の主な事業の内訳は、▽道路事業=48億円▽河川事業=15億円▽砂防事業=15億円▽治山事業=5億円▽直轄事業負担=9億4000万円−などとなっており、100億円を若干上回った。これに通常の「9月補正分」1億7000万円が加わる。
 うち道路事業は、補助の地域高規格道路が国道178号・岩美道路と国道313号・倉吉関金道路の2路線で10億円。また、社会資本整備総合交付金(防災・安全)は、道路災害防除事業を中心に38億円を見込んでいる。
 このほか一般事業では、鳥取砂丘コナン空港の「空港ビル一体化」(空の駅化)に事業費9億円を「9月補正」に組み込む。国内線ターミナルビルと国際会館の間に新しい建物を建設するもので、基本・実施設計費7700万円、工事費8億2300万円を計上する。