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北陸工業新聞社
2016/09/01

【福井】優れた最新技術を一堂に/フクイ建設技術フェア2016開幕/きょうまで/79企業・団体が出展

 建設分野における優れた技術、製品、工法などを一堂に集めて紹介する「フクイ建設技術フェア2016」が8月31日、福井市下六条町の福井県産業会館で開幕した。
 今年は79の企業・団体が参加して、93のブースを展開し最新の技術などを出展。初日は行政・企業関係者や建設産業に興味のある学生ら大勢が会場に訪れた。きょう1日まで開かれ、入場は無料。
 9回目となる今回のキャッチコピーは「技術でつなぐ福井の未来」。会場を▽再生・保全に関する技術▽防災・減災に関する技術▽環境・エネルギーに関する技術▽情報に関する技術▽福井の技術▽その他のゾーンの6つの分野に分け、より来場者に分かりやすい配置とした。
 内容もインフラの長寿命化・老朽化対策につながる最新技術や工法を多数展示するほか、災害に対する構造技術や、再生可能エネルギー利用に関するブースも設置。併せて、ドローンや3次元測量などの建設ICTを支える技術も紹介する。会場では企業関係者らが活発に情報交換を行ったほか、学生たちが最先端技術に実際に触れ、熱心に学んでいた。
 開会式では、幸道隆治実行委員長(福井県建設技術公社理事長)が「最近はインフラのメンテナンスや防災が重視されている。出展者にはしっかりPRしてもらい、情報交換・収集などを通し、さらなる建設業の発展に努めていただきたい」などと力強くあいさつ。引き続き西川一誠福井県知事、島田欽一福井県県議会土木警察常任委員長、中村圭吾福井河川国道事務所長が祝辞を述べ、最新技術の重要性などを強調した。
 その後、実行委員の松田七男福井県建設業協会会長、若林喜久男福井県測量設計業協会会長、櫻川幸夫福井県県産品活用推進センター会長らを交え、開幕を告げるテープカットを行った。
 午後からは、海洋冒険家(ソロセーラー)の堀江健一氏が「未知への航海〜海で学んだ水環境の尊さ〜」と題し、講演を行った。

hokuriku