トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2016/08/31

【群馬】地域連携販売力強化施設10月発注へ向けて準備進める

上野村は本年度、勝山にある給食センター跡地に農産物販売所やレストランなどを備えた複合施設を建設する。当初予算には事業費として総額約3億3000万円を計上。本体工事の発注は10月ごろを見通す。過去の実績から見ると指名競争入札での発注が想定される。現在は、建設予定地に建つ給食センターなどの解体工事を塚本建設(藤岡市)が行っている。
上野村では本年度の投資的経費の約40%を投入して地域連携販売力強化施設の建設工事に力を入れる。事業費は建設工事費2億9481万4000円、給食センターや出荷場、倉庫などの解体工事費1600万円、出荷場の代替施設建設工事費950万円、給食センター跡地の用地造成工事費1000万円などを見込む。
建設地は「道の駅上野」の南側でガソリンスタンドの裏手にあたる場所。S造2階建てで、随所に木を使った施設となる見込み。物産販売スペースや食事スペース、トイレ、憩いの場などを整備する計画だ。設計はLIV建築計画研究所(東京都中央区)・地域みらい創造研究所(岐阜県)が担当する。
9月ごろをめどに給食センターなどの解体工事を完了。造成、建設工事と進めていく計画だ。建設工事は来年度まで繰り越す見通しで、2017年冬の完成を目指す。
同敷地内には、「道の駅上野」や琴平センター(レストラン)、JA上野村、銘木工芸館「ウッディー上野村」などの施設がある。「道の駅上野」は国土交通省から重点道の駅に指定され、周辺施設などの整備を一体的に行っていく計画だ。16〜17年度を実施期間と定め、収容台数の増加を図るために駐車場整備やトイレの設置を計画。17年度には、村道1030号線(L100m)の拡幅工事と防災施設などの整備を行う。
17年度以降には「道の駅上野」や琴平センターなどを取り壊す計画もあるという。