習志野市は1日開会の9月定例議会に、本年度一般会計補正予算案(第2号)及び公共下水道事業会計補正予算案(第1号)を提出する。補正額は一般会計が2億8940万6000円、公共下水道事業会計が4050万円の追加。一般会計では、新庁舎建設に関連して移転業務で継続費、機械警備委託他で債務負担行為を設定するとともに、学校給食センター施設整備・維持管理運営PFI事業で限度額72億9543万1000円(別途消費税)の債務負担行為を設定する。
学校給食センター施設整備・維持管理運営PFI事業は、事業者が施設の設計及び建設を行い、市に施設の所有権を移転した後、維持管理・運営を行うBTO方式で実施する。9月補正で債務負担行為を設定した後、10月上旬に入札公告を行い、本年度内(来年3月下旬)に落札者を決定する予定。
新しい学校給食センターは、現在、廃止に向けて都市計画の手続きを進めている芝園近隣公園(芝園2−1−32、約2ha)の一部、約6000u(準工業地域、建ぺい率60%、容積率200%)を敷地として、供給能力8000食/日(2献立、アレルギー対応食80食程度を含む)、1場1棟方式(給食エリアは平屋を基本)、ドライシステムで計画している。
事業期間は、事業契約締結日(来年6月下旬を予定)の翌日から2034年3月31日まで。19年1月31日までを設計・建設期間とし、開業準備期間を経て同4月1日に供用を開始し、34年3月31日まで維持管理及び運営を行う。
9月議会にはこのほか、本年度一般会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求める議案も提出する。四市複合事務組合の第2斎場建設予定地の一部になっている茜浜衛生処理場を同事務組合が解体するのに先立ち、同処理場内残存汚泥の撤去経費(委託料)5525万4000円を7月に専決処分で措置した。
9月補正予算案の概要
《一般会計》
※継続費(追加)
▽新庁舎建設関連事業費(新庁舎移転業務委託)=総額6300万円(2016年度1890万円、17年度4410万円)
※債務負担行為(追加)
▽新庁舎機械警備委託料=期間16〜24年度、限度額6166万9000円(消費税は別途。以下同)▽新庁舎電話交換機等賃借料=期間16〜24年度、限度額2564万2000円▽新庁舎窓口受付案内システム賃借料=期間16〜22年度、限度額3792万円▽学校給食センター施設整備・維持管理運営PFI事業=期間16〜33年度、限度額72億9543万1000円
【総務費】
▽新庁舎建設関連事業=2億7578万6000円。@業務運営関係委託料(1953万6000円)A庁用器具費(2億5625万円)▽マイナンバー交付事務費=1362万円。@業務運営関係委託料(1148万4000円)A交付金(112万6000円)他
《公共下水道事業会計》
※繰越明許費
▽下水道維持管理事業=1億5850万円
【総務費】
▽下水道維持管理事業=4050万円。施設設備改修工事。