日本工業経済新聞社(群馬)
2016/08/30
【群馬】5県営住宅解体を11月に発注
県建築課は本年度、老朽化が著しい県営5住宅8棟を解体する。工事はいずれも11月ごろに指名競争入札での発注する。住宅ごとに5つに分けて発注されそうだ。工期は4〜5カ月程度を見込み、年度末までの完了を目指す。
解体する県営住宅は、向町住宅B・C棟(前橋市平和町)、天川大島住宅A・B・C棟(前橋市天川大島町)、元総社第一住宅A棟(前橋市元総社町)、岩神住宅A棟(前橋市岩神町)、広内住宅A棟(館林市広内町)−。
いずれも1940〜50年代に建設された建物で、築後60〜70年近くが経過。老朽化が際立っている。近年整備された元総社第二県営住宅への集約化の一環として、解体することとなった。解体後の跡地利用は現在、検討を進めている。
向町住宅B・C棟は、いずれも1949年に建設された。コンクリートブロック造2階建て、延べ床面積172・6u。解体設計はユウ設計事務所(前橋市)が担当している。
天川大島住宅A・B・C棟は、3棟共1957年築、コンクリートブロック造平屋建て、194・4u。設計は同じくユウ設計事務所が進めている。
元総社第一住宅A棟は1955年に建設された。RC造3階建てで、665・3u。設計は仲設計(前橋市)が担当している。
岩神住宅A棟は1956年に建設された。コンクリートブロック造平屋建て、205・3u。設計はユウ設計事務所に委託している。
広内住宅A棟は1957年築のコンクリートブロック造平屋建て。194・4uで、設計は建都計画(太田市)が担当している。