JA新潟厚生連(新潟市中央区 菊池正緒代表理事理事長)が計画する村上総合病院移転新築の設計業務は、指名型プロポーザルの結果、石本建築事務所(東京都)に特定したもようだ。
近く契約に向けた交渉に入るとみられる。基本・実施設計には各10−12カ月間を見込んでいる。着工は18年夏ごろを予定しており、20年夏の完成、10月の開院を目指している。
今事業をめぐっては、老朽化により移転新築計画が浮上し、建設候補地を旧ジャスコ跡地(田端町地内)としたが、土壌汚染のため断念。JR村上駅西側、山辺里地区、現在地の3カ所で再検討を行い、村上駅西側の民有地約1万6000平方メートルを候補地に決めた。病床数は現状維持の263床程度とし、診療科目は6科増の24科とする方針。3月には20億円を限度とする支援基金を設置した村上市と移転新築の早期実現を図り、協同で事業に取り組むことを定める覚書を締結した。