高岡市は29日、「高岡市総合体育館(仮称)等設計業務委託」に係る公募型プロポーザルで、最上位者に梓設計・創建築事務所設計共同体を特定したと公表した。
次点者は山下設計・新建築設計事務所設計共同体だった。
4社から参加表明書等の提出があり、第1次、2次審査ともに4社で行われた。
講評によると、梓設計・創建築事務所設計共同体の提案は、敷地北側にサブアリーナ、冬期の滞在空間としても利用できるスポーツストリートを挟んで南側にメーンアリーナを配置し、弓道場もアリーナに隣接されている。サブアリーナを日常的な使用エリアと規定し、専門性の高い競技などを実施するメーンアリーナとのエリア分けに配慮した。特に2つのアリーナの中間に位置するスポーツストリートは、新たに設ける駐車場と既存テニスコートをつなぐ役割として機能することを企図するなど、既存施設に対しての配慮も十分に行われているなどとする。
業務内容は基本設計および実施設計。委託期間は17年3月31日まで。
委託料の予定限度額は1億1000万円(消費税込み)。
構造はSRC造等とし、建設規模は延べ床面積1万4500平方メートル程度(弓道場、相撲場含む)。建設場所は高岡スポーツコア内の二塚428−1。敷地面積は約1万7000平方メートル。14年度には基本計画がまとまっており、基本的な方針が示されている。