九州森林管理局は23日、熊本地震の発生に対応し支援物資を提供した150の企業・団体に農林水産大臣感謝状を授与した。局長室であった授与式には、池田直弥局長をはじめ受賞者の九州国有林採石協会、熊本林業土木協会、林道安全協会九州支所の代表者らが出席。被災者への善意に対し、感謝するとともに厚情を称えた。
池田局長は「被災者に気力と希望を与えていただいた。災害調査や復旧業務を担う職員に対しても大きな力となった。今後、災害復旧を最優先としながら、通常の国有林管理に対しても精一杯力を尽くしていきたい」と挨拶し、多くの企業・団体の励ましが支えとなっていることに謝意を込めた。
震災後、局では、大会議室に近隣の被災者を受け入れ。最大で約250人が避難生活した。その間、食料・水などの生活支援物資が次々に届けられ、近くの小・中学校に集まる人たちにも物資を配給。地域の避難所としての役割を果たしたという。
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西日本建設新聞社