敦賀市は、敦賀駅西地区の土地活用エリアを最大限活用できるようにするため、民間事業者から広く意見・提案を求めて「対話」を通じて市場性等を把握する「サウンディング型市場調査」の実施要領について、9月下旬に公表する方向で準備を進めている。
市では、民間活力を導入した利活用の可能性を検討している。調査対象は敦賀駅西地区の土地(Aゾーン7600平方メートル、Bゾーン3600平方メートル)で、Aゾーン北側5000平方メートルの提案を主とする。参加することができる事業者は対象土地の利活用に意向を有する法人又は法人のグループとし、▽地域の活性化と賑わいの創出▽土地利活用のためのアイディア▽土地活用エリアの運営スタイルの提案▽人々が集い交流できる地域への貢献―などをテーマにサウンディング(対話)を実施する。
市議会新幹線対策特別委員会に示された実施スケジュールによると、実施要領公表や対話項目等を提示し、民間事業者を対象に説明会を開催。10月から17年1月頃に事前に事業者からの申込み(企画提案書の提出等)を受付し、活用意向・アイディアのある民間事業者と対話を実施。2月〜3月頃に実施結果及び概要の公表を行いたい考え。
なお、サウンディング型市場調査は東京都足立区、大阪府高槻市、神奈川県横浜市で実施事例がある。