八海醸造(南魚沼市長森1051番地 南雲二郎代表取締役)は、南魚沼市内に新工場を整備し、あまさけ製造ラインを増設する、と発表した。約10億円を投じて、生産能力を倍の260万本(720ミリリットル換算)に引き上げる。
場所は、八海山あまさけ製造所(南魚沼市宮2294)の隣接地。既存の鉄加工工場建屋の鉄骨を利用し新工場を整備する。延べ床面積には約4500平方メートルを見込む。17年春以降の稼働開始を目指し、施工者の選定方法などについて検討を進めている。
設計は細貝建築事務所(長岡市袋町)が担当。
同社は大正11年創業。県内を代表する銘酒「八海山」の酒蔵。同社の「あまさけ」は、米粒の約40%を磨き取ることで生まれるすっきりとした味わいが特徴。年間生産130万本を誇る人気商品だ。