大阪大学は、大阪市北区中之島の市有地に、健康・医療の産学共創や芸術分野の研究拠点を整備する構想を明らかにした。2021年の開設を目指す。隣接地では大阪市が新美術館を建設する計画で、中之島地区の開発計画がにわかに活発化してきた。
整備を予定するのは、中之島にある敷地面積約1万2000平方bの市有地。大阪市が15年度に大学などの設置を条件に売却先を募集していたが、応募がなかった。大阪大学は、市から土地を借りる形で整備することを検討している。
計画によると、産学共創拠点として、「医の知の杜(健康・医療産学共創拠点)」「リサーチクラウド・アライアンス(資源・サービス一元化拠点)」を設置する他、芸術分野の研究拠点や広場などを整備する。今後、関係機関を含めた検討会を設け、計画を具体化していく方針だ。
提供:建通新聞社