国土交通省は25日、利賀ダム建設事業について「継続」とする対応方針を決定したと発表した。
「継続」とした理由は、コストや実現性などから利賀ダム案が優位であるためとし、この対応方針を受け順次着工準備を進めていく。まずは本体施工に先立ち建設する転流工に向け、17年度予算での概算要求などを行う方針だ。
ことし7月に行われた今年度第1回北陸地方整備局事業評価監視委員会において、利賀ダム建設事業の再評価を審議した結果、事業継続との対応方針案を「妥当」と判断している。検討経緯や検証に係る検討の内容、費用対効果、関係者の意見などから、総合的な評価として最も有利な案が「利賀ダム案」としていた。