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　東静岡駅南口県有地に「文化力の拠点」施設を計画している静岡県は８月24日、第５回基本計画策定専門家会議（会長・伊藤滋東京大学名誉教授）を開き、基本計画案を示した。施設内容については、建物部の規模感を４万９０００平方�b程度とし、第４回会議意見を反映して▽図書室機能強化▽にぎわい機能の拡大とグランシップとの一体性確保▽駐車場棟などでの駐車スペースの集約−を盛り込んだ。
　伊藤会長は「（これまでの議論の中で）“静岡”の文化力の拠点のイメージができあがってきている」と評価した。
　基本計画案では、整備方針として�@基本構想のコンセプトの着実な実現に向けた機能構築�Aメインユーザーへの意識と機能のつながりや組み合わせに配慮�B「文化とスポーツの殿堂」にふさわしいまちづくりに配慮した施設−などを掲げた。
　前回までの規模イメージ案に対して変更した点は、図書室機能の強化として施設を１階、２階部分に配置し、規模感を５０００平方�b程度に拡充した。また、にぎわい機能の拡大としてカフェやレストランなどの機能を３階部分に加え、施設１階の駅前広場や主要道路に面する部分でも拡大することとした。グランシップとはペデストリアンデッキの設置などで一体性を持たせる。この他、駐車台数を６７５台と見込み、駐車場棟などで駐車スペースを集約確保する。
　施設整備イメージは、１階に食・茶の都（レストランやカフェ）、図書室、２階に図書室、３階に情報発信スペース、食・茶の都、東静岡駅やグランシップへの連絡、４階に共同研究拠点、大学コンソーシアムの拠点、５〜９階に国際学生寮、10階〜15階に宿泊機能（ホテル）、迎賓機能、業務オフィスなど。
　事業手法としては、民間の資金・能力を活用した事業とするため、ＰＰＰ事業の可能性を検討した上で、事業スキームを固める。事業者はプロポーザルで公募する予定。


提供：建通新聞社
（2016/8/26）

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