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日刊建設工業新聞
2016/08/26

【鳥取】平井知事が見通し 国の新経済対策を9月補正へ

 平井伸治知事は25日の定例会見で、予算編成中の「9月補正」に政府の新経済対策を組み込む考えを表明した。このため、9月補正の全体規模は200億円超になるとの見方を示した。
 新経済対策の裏付けとなる国の第2次補正予算案(一般会計で3兆2800億円)は24日閣議決定され、秋の臨時国会に提出される。
 ただ国会召集日は9月中旬(13日)か、同下旬(26日)との報道があり、国補正予算の成立時期が9月県議会(14日〜10月12日予定)の日程と絡んで微妙な情勢。
 平井知事は「悩ましい」としながらも、「9月県議会当初から審議してもらうのが議会への誠意」と説明。経済対策の効果を一刻も早く実現させるため、当初の9月補正案に国補正を盛り込むべきと判断した。
 経済対策の中身では、国立公園の「ナショナルパーク」化で大山と三徳山の整備に2億円、農業・林業関係に10億円などを挙げ、公共事業は社会資本整備総合交付金の増額を見込んだ。
 各部局では新経済対策の情報収集に走っており、県土整備部は要望に対する配分見込み額の再精査に入った。
 県の9月補正をめぐっては、9月2日に政調政審、同7日の議会運営員会で議事日程を決める。