徳島市は22日、一般会計に17億4469万円を追加する2016年度9月補正予算案を明らかにした。遠藤彰良市長就任後初の本予算編成となる。学童保育会館整備費9313万円や幼保一体的運営施設整備費(継続費措置)の一部8440万円を盛り込むなど、子育て支援策に重点配分した内容となっており、肉付け後の累計額は958億6810万円で前年同期比0・8%減。本予算編成後の予算案としてみると、一般会計のうち投資的経費は74億9587万円となり、同比22・9%減となっている。このほか特別・企業会計には土地取得事業特別会計に2億5636万円を追加するなど、5億0072万円を追加した。
補正予算案は、遠藤市政の「子供から高齢者まで笑顔で暮らせる」「すべての市民が安全・快適に暮らせる」「人々が集うにぎわいと活力のある」の三つのまちづくりを重点的に取り組むよう編成。子育て支援の充実や教育環境の整備、高齢者福祉の充実の他、防災・減災対策、都市基盤の整備、地域活性化、若者・女性活躍支援などを積極的に進める。
子どもから高齢者まで笑顔で暮らせるまちづくりには5億3855万円を配分。地域密着型高齢者福祉施設整備費補助や学童保育会館整備費、幼保一体的運営施設整備事業費(継続費設定)、空調設備整備事業費(中学校15校実施設計費)などに充てる。
すべての市民が安全・快適に暮らせるまちづくりには8億2315万円を配分。コミュニティーセンター緊急安全診断事業費や宮島住宅建替事業費(継続費設定)、消防施設耐震改修事業費、川内町民会館緊急安全診断事業費、生活関連単独事業費(道路・河川・排水)などに充てる。
人々が集うにぎわいと活力あるまちづくりには3億6965万円を配分。健やか新鮮ブランド産地づくり事業費やWi−Fi整備事業費、鉄道高架関係費、建物立地調査事業費、四国横断自動車道周辺対策事業費、とくしま動物園リニューアル事業費、陸上競技場改修事業費、生活関連単独事業費(農道・農業用排水)などに充てる。
提供:建通新聞社