鹿児島建設新聞
2016/08/24
【鹿児島】阿久根市市民交流センターRC・S造3F3229u 9月補正に予算化
阿久根市は、(仮称)市民交流センターの建設を計画している。建設地の第一種中高層住居専用地域に集会場が建設できないため23日、県建築審査会で審査。用途の例外許可に同意したことから、9月議会に債務負担行為を含む予算計上を行うほか、建築確認申請手続きに入る。将来的には、図書館を併設する考えだ。
申請の理由は、敷地の過半を占める第一中高層住居専用地域には集会場が建築不可なため、用途例外許可が必要。また、1966年竣工の現施設は老朽化しており、建て替えの時期にきている。
建設予定地は公共施設等の都市機能が集約し、行政・文化・教育の中心地で交通アクセスにも優れる。市民のための文化芸術活動や生涯学習の拠点とする計画。
駐車場は、現在の230台から約310台に増加することで利便性の向上を図る。敷地境界は緑地・植栽を緩衝地帯とすることで、騒音にも配慮するほか、建物には最新の防音対策を施す。
建設場所は、同市塩鶴町2丁目の現市民会館敷地内(2万2010.29u)。用途地域は、第一種中高層住居専用地域(93%)および第一種住居地域(7%)。
建物規模はRCおよびS造3階建3229.14u。客席は固定席が約540席。1階には、舞台や客席、楽屋、ロビー、交流室、事務室、トイレを配置、2階は客席とトイレ。建物の高さは、現施設の15mから3.9m高くなり18.9mとなる。
将来的には、現施設を解体整地した跡地に渡り廊下でつなぐ図書館を整備(1277.64u)する。