静岡県沼津土木事務所は、「狩野川西部浄化センター長寿命化計画策定業務」を中央コンサルタンツ静岡事務所(静岡市葵区)に委託した。納期は2017年3月15日。
15年度に策定した終末処理場長寿命化計画において調査・診断が未実施だった資産について調査・診断を行い、現在の長寿命化計画の変更・追加を行う。
業務の内容は、業務実施計画と長寿命化計画策定、報告書作成、照査など。長寿命化計画策定は、資料収集・整理や調査、診断、対策の検討をした上で、長寿命化計画の策定を行う。調査の作業では調査対象設備の選定や管理方法の選定、)長寿命化対策の検討対象設備の選定を行う。診断では、設備や主要部品単位での健全度評価を行い、改築や修繕、維持といった設備ごとの措置方法を検討・設定する。その後、長寿命化対象設備の選定などを経て概略の施工方法を検討し概算費用を算定し長寿命化計画をまとめる。
主要建築物は、▽管理棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1704平方b)▽沈砂池ポンプ棟(鉄筋コンクリート造地下3階地上2階建て延べ6144平方b)▽水処理棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ1万3705平方b)▽砂ろ過塩素混和棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上1階建て延べ677平方b)▽送風機棟・自家発棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ2395平方b)▽汚泥処理棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ2750平方b)▽機械濃縮棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上2階延べ1754平方b)▽重力濃縮棟(鉄筋コンクリート造地下1階、地上2階建て延べ884平方b)
水処理施設は、▽沈砂池▽主ポンプ▽最初沈殿池▽エアレーションタンク▽最終沈殿池▽消毒設備▽送風機設備▽用水設備
汚泥処理施設は、▽重力濃縮設備▽機械濃縮設備▽汚泥脱水設備▽汚泥焼却炉
電気設備は、▽受変電設備▽自家発電設備▽脱臭設備
狩野川西部浄化センター(沼津市原字女鹿塚3060ノ1、1994年供用開始)の下水排除方式は分流式、汚水処理方式は標準活性汚泥法、汚泥処理方式は濃縮(重力、機械)、脱水。日最大汚水量(能力)は8万1千立方b/日(15年度末現況)、16万2900立方b/日(全体計画)。
提供:建通新聞社
(2016/8/24)
建通新聞社 静岡支社